国際
紛争からいのちを救うために
2. 医療救護を行う
これは紛争地で負傷した一般市民に対して必要な医療サービスを提供する活動です。
爆撃による外傷といった外科的な処置から衛生環境の悪化が引き起こす感染症の予防といったものまで、幅広い取り組みが求められます。具体的には、止血や心臓マッサージといった救急医療、外科手術、慢性疾患の管理、予防接種、メンタルヘルス支援など多岐に渡ります。これら医療の提供のため、野外に診療所を設置したり、移動型のクリニックが被災地を巡回することもあります。また、妊産婦や子ども、高齢者といった人々については配慮が必要となります。
赤十字は世界の紛争地で様々な支援団体とも連携しながら医療救護活動を展開していますが、そのニーズはますます高まっています。例えば、昨今の武力紛争は市街地で生じることが多く、必然的に多くの一般市民が負傷し、いのちを落としています。また、医療従事者においても同様で、しばしば戦場の近くでの活動をしいられることから、医療従事者の安全の確保が課題となっています。さらには、昨今の紛争は長期化する傾向にあり、医療資源の不足も深刻化しています。こうしたことから、赤十字ボランティアのような非医療従事者からも協力を得ながら、現地ニーズの調査や健康教育、衛生管理の指導、医療従事者の保護に関する啓発など、様々な場面で医療を支えることが一層求められています。
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