国際

コミュニティの回復力(レジリエンス)を高めるために

12. 感染症を予防する

手洗い方法を指導する日赤看護師(フィリピン)

感染症を予防するための活動で、医療の専門家が行う衛生管理から、地域のボランティアが率先する手指の消毒や清掃活動、啓発活動まで多岐に渡ります。

コロナ禍では、赤十字のボランティアが自宅待機者に食料やマスクを配布したり、消毒用アルコールの使用を推進するなど、様々な支援が行われました。一方で、未知のウイルスに対する不安や不正確な情報により、医療従事者や感染者に対する差別や偏見が広がりました。そこで、赤十字ではガイドラインを作成し、情報の取り扱いや心理社会的影響に関する啓発活動にも取り組んでいます。 (コロナ禍での例はこちら『新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!』:https://www.jrc.or.jp/saigai/news/200326_006124.html )

この他にも、三大感染症と呼ばれる「エイズ」、「マラリア」、「結核」をはじめ、人々の健康を蝕む感染症が数多くあります。特に、災害や紛争などの人道危機においては、感染拡大のリスクが一挙に高まります。早期警戒と迅速な対応はもちろん、日ごろからの予防策の教育と啓発活動が重要です。

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