国内

災害に備えるために

15. 救急法講習に参加する

救急法講習は応急手当や救命処置に関する知識や技術を習得するプログラムです。日本赤十字社や消防署等では一般向けの講習が提供されています。

講習の内容には、胸骨圧迫や人工呼吸の方法、AEDの使用方法、止血や包帯の技術、骨折時の固定方法、搬送技術、災害時の心得といったものが含まれます。

日赤ではこの他にも水の事故から人命を守るため、泳ぎの基本や自己保全、手当の知識と技術を学ぶ『水上安全法』、雪の楽しさを知るとともにスキー場など雪の上での事故防止や救助の方法を学ぶ『雪上安全法』、こどもを大切に育てるために、事故の予防や対処、発熱や病気の看病方法などの知識と技術を学ぶ『幼児安全法』、高齢期を健やかに迎えるための健康増進の知識や、高齢者の自立生活の工夫、地域支援に役立つ技術を学ぶ『健康生活支援講習』といった講習を開催しています。これらは日赤の各都道府県支部でボランティアが中心となって実施されており、全国各地で受講することができます。最近ではオンラインや外国人向けなどの講習も行われるようになっています。多様な方々への地道な救急法の普及においては、ボランティアの協力がますます不可欠なものとなっています。

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