国際

日常を取り戻すために

16. 移民・避難民を支援する

避難民キャンプで妊婦の出産を介助する日赤の助産師

紛争や自然災害、その他様々な理由で住居を追われた人々は、避難や移動時に様々なリスクにさらされるほか、移動先でも不安定な生活を強いられます。こうした移民・避難民と、彼らを受け入れるコミュニティには、多岐にわたる支援が求められます。

例えばバングラデシュでは、2017年8月にミャンマーから多くの避難民が流入したことを受け、日本赤十字社は国際赤十字と協力して緊急支援活動を展開しました。この活動は現在も続いており、日赤は現地のバングラデシュ赤新月社と連携し、避難民や地元住民のレジリエンス(災害からの回復力、対応力)強化を目指した中長期的な支援を行っています。例えば、避難民キャンプ内で診療所を運営し、慢性疾患や母子保健のための医療サービスを提供しています。

この活動では多くの避難民ボランティアが中心的な役割を演じています。活動におけるボランティアの存在は、避難民との信頼関係の構築に重要な役割を演じており、その存在はコミュニティの結束力の向上など支援活動全体にプラスの影響を与えています。

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