国内

医療と福祉を支えるために

20. 献血をする・呼びかける

献血は病気やけがで血液を必要とする患者さんのいのちをつなぐために無償で行うボランティア行為です。また、長期保存ができない血液製剤の安定供給のためには、継続的な献血の呼びかけも重要です。

日本の場合、年間約500万人の献血にご協力をいただいており、その多くはがんや白血病の患者さんが使用しています。他方、少子高齢化の進行で、特に若年層の献血者が減少しており、継続的な献血にご協力いただくことが大きな課題になっています。こうした背景の中、献血推進のために多くの赤十字ボランティアが活動しています。例えば学生による組織「学生献血推進ボランティア」では、シーズンや地域にあわせた様々なイベントやキャンペーンの展開、SNSやポスターなどを使った献血の必要性を周知する活動が行われています。

献血は特別なスキルや準備を必要としないため、気軽に参加できますが、献血をさらに身近に感じていただくため、日本赤十字社では、献血Web会員サービス「ラブラッド」を運営しています。ラブラッドでは、次回の献血予約や血液検査結果の確認がWeb上で行うことができ、継続した献血に有用なサービスを提供しています。献血は身近でありながら非常に意義の大きいボランティア活動と言えます。

Back

赤十字万博2025 SNS